我1,200kmをかく走行せり(内海太祐 2003.8 記) *レポートは2003PBP終了後に当時のブルベ参加者メーリングリストに投稿されたものを本人の承諾を得て転載しました。
PBPから3年たって思うこと(内海太祐 2006.7.29 記) *PBPページ作成に当たって、新たに書かれたものです。 |
2007年PBPについてのアドバイス |
もしPBPにただ観光に行くのではなく完走しに行くつもりなら3つのことが必要だと思います。逆にそれ以外のことはオプションだと思います。
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感銘を受けたこと |
やはり自転車への愛情でしょう。日本でいつも厳しい目で見られていた自転車乗りが突然暖かい目で見守られたら熱くなリます。
それから、高齢ライダーの強さです。70くらいと見えるおじいさんが登りで1100km以上走ってからするダンシングの力強さ。最後このおじいさんの子や孫と思える世代の人たちが途中から次々と加わってゴール付近では大集団になりました。それほど速くなかったので先を急ぐか迷いましたが、最後までこの集団と走りました。最後このおじいさんは泣いていましたが、皆この快挙を讃えていました。自転車を下りるとこのおじいさんは歩くこともままなりません。ゴールはこの集団の最後にしました。でもよく考えれば、70くらいに見えるおじいさんが70時間でPBPを走破するのは今の日本ではありえないように思えます。今でも走りながら撮ったこのときの写真は持っています。夕暮れだったので写真が暗いですが。 自分も70歳以上になってPBPを走破するのが夢の一つです。 |
事故後に感じたこと | |
その後何人かの方からレスポンスがあり、「PBPを完走するくらいだから事故も乗り越えられたのでしょう」というように書かれた方もおられます。 しかし、実は私が感じていたのは逆のことです。 PBPはせいぜい4日です。しかも最初はフレッシュ。苦しんでもたった3日です。今にして思えばPBPのときに自分が感じた「死にそうだ、辛い」は辛いうちには全く入ってないと思います。そういう意味で、次にPBPを走ることがあればもうちょっと余裕を持って走れるのではないかと思っています。 #追い込んで走ることとは別ですが。 |
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