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我1,200kmをかく走行せり(内海太祐 2003.8 記)

0. 出走前まで- 期待 - 1. 疾走 2. 失速 3.回復 4. 大集団
5. 迷子I 6. 夜間走行 7. 補給不足 8. 楽走 9. 闇-疾走III
10. 迷子II - 冷気 11. 尻痛 12. 集団 - 疾走III 13. 老人と自転車

0. 出走前まで (- 期待 -)
今回は日本でできる限りの準備はできたと思う.にわかではあるけどそこそこ走り込んだし,装備も去年のTOTやいままでのブルベ,掲示板の情報などからできる限りのことはしたと思う.

自転車のパッキングは Ostrich のソフトケースで,これを使用している人は結構多くて,4人くらいいたと思う.軽い割に必要なクッションはあるので今後もし海外に自転車を持っていくときにもこれで行こうと思う.

さて,空港に行き,皆そろって搭乗手続き使用としていると本多さん,丹治さん,平山さんたちが迎えに来ている.お仕事お忙しいのにありがたいことである.これでますます安易にリタイヤすることはできないな,と思いながら飛行機に乗り込む.飛行機では寝ているうちにあっという間にパリ.疲れは感じなかった.

1日目(8/15)はパリ観光で体をならす.吉田さんに会ったのだが,自転車を盗まれてしまったとのこと.私も恐くなったので簡単なワイヤー錠を手に入れる. 2日目(8/16)はサクレーのホテルに行くグループとプレジールに行くグループに分かれたが,プレジールに行くグループはパリからプレジールに自走する.西へ西へと向かい紆余曲折あって50kmほど走って到着.このホテルはBC州でアレンジしたもので,米光さんの99年のPBPレポートに載っているホテルと同じである.ああ,これがあのホテルか,と思うと感慨深い.ホテルに着くと片桐さんがいた.片桐さんは8/15に直接プレジールに着いて,この日はカナダの人達と100kmも走ったそうだ.もう,本当に走るのが好きな人ばかりだ.

8/17は検車の日である.朝ゴハンを食べているとレストランからLOOKの自転車と大きな荷物を背負ったヒッピー風のお兄さんが通るのが見えた.山崎さんである.朝着いて,最寄り駅から自走でホテルまでやってきたらしい.検車へは片桐さんの先導で皆で行くことになった.会場に着くとサクレー組も一緒になって談笑する.いろいろな自転車が登場して面白い.タンデム,トリプル,オーディナリー,リカンベントタンデム,カウル付きリカンベント,そしてローラースルーゴーゴーみたいな不思議な乗り物,ギアが3つしかないオールドファッションの渋い自転車… 自転車の博物館だ.日本人は珍しかったのか,結構インタビューもあった.インチキな英語でやり取りしたりしたが,バイクや足の写真を撮られた.

8/18はプレジール組はマヤさんたちが関戸さんたちに会いに行き,その足でスーパーやスポーツショップで買い物をして最後の準備.昼は皆で買いこんだものを適当に分けてピクニック気分で食べる.マヤさんのスピードメータや澤田さんのゼッケンの取りつけやらをした後私は山崎さんの部屋で寝るが,山崎さんと話をしているうちに結局あまり寝ないでいた.ギリギリまで休んで夕食会に行く.食べたあとはすぐにサインである.長い列をならんで体育館でサインをすると外にはすごい数の自転車が並んでいる.ふと見ると日本人がまとまって並んでいるが,気合いの入った泉さん,緑さん,小倉さん,鈴木さん,齋藤さんなどは既にかなり前方にいるようである.

すでに22時を回っているがスタートはできない.スタートする直前に22時45分くらいにチェックをされ,スタートラインに並ぶ.アナウンスする人がいろいろなことを言うと皆が盛り上がっている.ジャポンがどうとかいうことも聞こえたが何を言っているか分からない.それにも関わらずだんだんと興奮してくる.前には先導者やオートバイがいる.私の周りには気が付くと山崎さん,坂東さん,池田さん,管さんなどがいる.

やがてスタートラインの帯が解かれ,

フランス語で5,4,3,2,1…

スタートである.

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