オダックス埼玉
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19. サポートピンからキリまでのサポート体制
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ブルベの基本は自己責任、ノーサポートであるが、コントロールでのサポートは認められている。世界の1200kmBRMではカナダのロッキーやアメリカのBMBのように、オーガナイザーが補給、仮眠所、ドロップバッグサービスなど参加費に含めて行うものもある。PBPの参加費にはそうしたサービスを含まれていない。しかし、コントロールにレストラン、仮眠所などが併設されているのでその都度料金を払って利用できるから、特別なサポートなしでも走ることはできるのだ。ただ、参加者数が多いだけに混んで行列したり、仮眠所がいっぱいのことはある。そんな場合、独自にサポートをつけることも可能だ。2003年のとき、ルディアックのコントロールに入ってまず目に付いたのは各国がチャーターした大型バスがたくさん止まっていたことだった。どのようなサポートが行われたかはわからないが、バス車内にドロップバッグはできる。日本チームにはそうしたものはなかったので、1人3万円負担してレンタカー(小型車)を借りてルディアックとブレストに待機、ドロップバッグとおにぎりなどの補給食提供があった。ただし、当時は日本人参加者は20名に過ぎず、走らない専属スタッフがいたからできたことだ。2007年は全員が走る参加者でありスタッフはいない。AJサポートパックを利用する人はドロップバッグが付いているが、個人で行く人はドロップバッグはないので荷物は自分で携帯しなければならない。(AJサポートパックの詳細はAJサイトのPBPサポートパックページまたはフォーラムを参照してください。AJサポートパック第一次募集はすでに締め切られており、二次募集があるかどうかはオダックス埼玉ではわかりません) 個人のサポートをつけることはできるし、キャンピングカーやマイカーで家族などがサポートをしていたのを数多く見た。といっても、PBPの場合には、PBP申込み用紙にサポートカーの有無を明記、受付の体育館で登録しないとコントロールなどのパーキングを利用できない。サポートカーはコース内走行を禁止されており、指定のルートが決められていた。違反してコースに進入すると2時間のペナルティが参加者につく。コントロール以外でサポートした場合には5時間のペナルティとなる。実際にペナルティを受けた人たちがいるのだ。 クラブでサポートする光景も見られた。家族や知人が炊き出しをしたり、仮眠のためのテントを張るなどしており、うらやましい限りだったが、遠く離れた日本の場合には時間と費用などを考えれば簡単にできることではない。 |
←個人サポートをする参加者の家族。
→アメリカのドロップバッグサービス。RUSAメンバーは一人一個35ドルで利用可能だった。容量制限があったが、「2人で150人分のドロップバッグをやっていた」(鈴木@AJ宇都宮)という。 |
多くの参加者はフロントバッグやキャリアバックなどを利用して1200kmを走るに必要な装備を携帯しているが、写真のこの人たちはほとんど何も持っていない。40時間台前半で走ったトップグループである。コントロールにつけば、個人サポートがボトルの水を入れ、すべてカバーするといった感じ。そこまでやらなくても、コントロールが近付くと携帯電話で連絡している参加者もいた。最初は誰に電話しているのかと不思議だったがサポートに連絡していた人たちが多かったようだ。ただし、走行しながらの携帯電話は禁止である。サポートをつける場合、コントロールのどこにいるか明確にしておかないと、居場所を探すだけで時間がかかるので要注意である。
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装備は基本的に国内600kmを走るものでよい。気温は10度未満30度近い。パスポート現金等、貴重品も持って走らなくてはならない。サポートが使えるなら着替えを預ける事も想定できる。私は2回着替えました。(山口哲生) |