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オダックス埼玉
3. コース(キューシート)丘陵地帯のアップダウンを行く
世界25カ国4000人の自転車好きが集った

なだらかな登りの後はゆるやかな下り。アップダウンが続く。写真をクリックすると拡大します。
それまで我々が国内ブルベで走っていたのは、600でさえ前半300km弱の峠を含めたアップダウン区間を過ぎれば、残り300kmは小さな峠はあるものの、ほぼ下りと平地だった。一方のPBPは日本のような大きな峠はなく、標高最高地点でも349mしかない。しかし、1200kmの合計標高は約1万mである。ブルターニュ半島はなだらかな丘が続いていた。周囲はのどかな牧草地帯で、街には大きな教会があって美しい街並みだが、一歩街を出てしまえば同じような景色が延々と続く、信号はほとんどなく、交差点はロータリーが多いので止まることもない、ロータリーさえそんなに多くはない、クルマも少ない。そんな中、ひたすらアップダウンを越えていく。

PBPのコースはそれほどきつくなかったのかもしれない。スタート直後の興奮の中で200km飛ばしまくり、終わったと思ったのに性懲りもなくまだ飛ばし、眠いのにまともに仮眠も取らずに走り続けた。そうした失敗の積み重ねで徐々に足が回らなくなり、アップダウンがこたえた。それでも、あのスタート直後、予想もしなかった大集団の疾走の中に身を置いて突っ走ったことは最高だった。(泉 浩司)

モルターニュのコントロールはイラストのように丘の上にあった。イラストは大きな看板に描かれたものだ。

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