予想外の悪天候とチーム走の難しさ

KANAGAWA - A

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房総半島を左回り犬吠崎から茨城から川口向かう南東ルート

KANAGAWA-A  出走メンバー5人

スタート時間:8:00

スタート場所:千葉県/セブンイレブン富津浜金谷店

暴風雨の中、ひとりふたり抜け、チームは解体

チームリタイヤ後も最後まで走った
われわれ神奈川チームは、神奈川以外からの補強も含めて10名。これをA,Bの2チームに分けて同じコースを走ろうと計画。

出来るだけ楽をしたいと平地主体でコースを考え、千葉、埼玉、宇都宮の平地主体のブルベコースを拝借することにして、スタートは千葉の金谷。房総海岸から犬吠埼、利根川をさかのぼって霞ヶ浦、土浦、つくばからゴールへと辿るコースで、いままでのBRM400kmの経験から、5人チームで協力すれば24時間で軽く走破出来ると踏んでいたが、とんでもなく甘い見通しであることがのちほど判明することになる。

僕のAチームは、本多、井手、下山、下國、それに加藤である。
当日は昨日までの大雨もやみ、薄曇りで風も強くなく、まずまずの天気。
スタートはゆるい追い風に、時々晴れ間がのぞく好条件。ミスコースはあったものの、追い風にも助けられ、まずまず順調に上総一ノ宮の第2PC近くのレストランで大休止を取った。
ここで井手マヤさんが月曜の仕事の関係で予定通り離脱。

ゆっくり休んで残った4人で出発すると、曇っていた空からぱらぱらと小粒の雨が降り出し、まずいなあと思っているうちに大雨に変わり、そのうち強風から雷が鳴り始めた。

とにかく、次の犬吠埼のPCまで行こうと頑張るが、4人のペースが合わず2人ずつに分かれてしまった。そうこうするうちに日が暮れ、風雨も雷もますますひどくなっている。道路は川のようになり、強い風にあおられて道から外れそうになるし、クルマとの接触の危険も増し、対向車のライトで眼が見えない、まさに命からがらという感じで犬吠埼のコンビニにたどり着いた。全身ずぶぬれ、寒さと間に合わせの雨具で敗残兵のような姿である。

ここで本多さんが、翌日の予定のため離脱を表明。
正直言って僕もやめたかったが、下山さんがPBPを完走していてランドヌール5000の資格を取得する最短距離にいるため、僕からはやめると言い出せず彼らの意思を確認するとぜひ走りたいとのことなので僕もしぶしぶ走ることを決意。

出発したものの、数kmも行かないうちに肝心の下山、下國夫妻が遅れ、結局ふたりはここで止めることになり、Aチームはあっけなくリタイアとなって初のフレッシュは約200kmの銚子で終了となった。

反省

  • 脚力をそろえる難しさ
    ブルベの単独走に比べて、チームで協力できるので楽だと考えていたが、ペースを合わせる難しさがあり、BRMとはまた違った難しさがある。隊列を組んでの、いわゆるオダックスの走りを要求され、マイペースで走れば良いBRMの実績だけでメンバーを集めてもなかなか難しい。

  • 大事なのはキャプテンの重要性
    メンバーの脚力を見てばらばらにならないように気を配り、あわせて全体の時間制約にも配慮しつつ400kmという長距離をイーブンペースで走れるキャプテンの重要性を痛感させられた、初のフレッシュであった。


レポート: KANAGAWA - B /加藤 孝 2008.5.13

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