要注意は市街地での最後2時間

チーム赤城

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オダックス埼玉が過去に行ったBRMを繋ぎ合わせた西側から北に向かい南下ルート

チームの概要

  • チーム構成員(5名)
    双木勝男(代表)、小林和夫、朝夷元晴、杉山茂雄、柳沢宏和
  • 走行ルート
    狭山-秩父-高崎-桐生-足利-熊谷-川口(374.4km)
  • スタート:4/19 09:00
    埼玉県/セブンイレブン狭山笹井1丁目店
  • ゴール
    4/20 09:00@セブンイレブン川口柳崎店

 

チーム結成

3/10の申込締切に対して、約1ヶ月前より準備作業が始まった。ちょうどBRM216埼玉300kmが開催された頃である。代表の双木さんを中心に、メンバー集めとコース作成が並行して行われた。メンバー集めは双木さんの声かけで小林さん、朝夷さん、杉山さんの4名が決まり、最後に双木さんのブログを通じて残りの1枠に柳沢が入った。結果的に、ショップ繋がりのメンバー3名にブルベ繋がりの2名の5名で構成された。

なお、チーム名は「他のチームからどこを走るか分かりやすい名前がいいのでは」という理由から「チーム赤城」とした。

コース作成

コース作成も双木さんを中心に進められた。スタート地点への移動が容易なように飯能付近をスタートし、ゴール後の集合地点の最寄りのコンビニをゴールとするループ形式のコースとした。新規にコースを作成するのではなく、過去に実施されたBRMのコースを繋ぎ合わせてコースを作成した。それでもコースの一部の区間については、双木さんと杉山さんが自動車で下見をした上で、コースを最終決定した。

キューシートの作成については、過去のBRMのキューシートを利用できたが、区間距離についてはすべてインターネット上の複数の地図で計測を行った。コースを実走したときに、走行距離がフレッシュの認定距離の360kmを下回ることがないよう、過去のキューシートに記載された距離と、インターネット上の地図で表示される距離とが異なる場合は最も短い値を採用した。

作成したキューシートに対して、A埼玉のフレッシュ担当スタッフの泉さんより何点か要修正の指摘をいただき、その点を改善した上で、最終版のキューシートが完成した。

なお、区間距離を計測するのに利用したインターネット上のサービスは下記の2つである。

  1. MapFanWebのルート検索機能:http://www.mapfan.com/
  2. ALPS LAB routeのルート作成機能:http://route.alpslab.jp/create.rb

 

走行前の準備

コース作成については、メンバーが集まってミーティングを行うなどはせず、すべてメールを利用した連絡のみで進めた。また、コース決定後も特にフレッシュだからという準備はなかった。スタート前の集合時間すら決めないほど、特に何もしなかった。

ただし、何らかの事情で、
  1. ゴール2時間前チェックが予定のPCで行えない、
  2. スタートから24時間時点でゴール予定のPCに到達できない、

ということが生じた場合に備えて、PCとして代用できるコンビニのリストアップだけは行った。

 

走行記

 

1. スタート(セブンイレブン狭山笹井1丁目店)~PC1(セブンイレブン高崎城山団地入口店)92.5km

▲スタート時の天候は晴れ

 スタートの30分ほど前には全員集合し、双木さんよりブルベカードを受け取る。見送りにきてくれた稲葉さんに集合写真を撮影してもらった後、各自コンビニで買い物し、9:00のレシートを受け取りスタート。
 スタート時の天気は晴れで、暖かい中の走り出し。スタートからしばらくでパンク修理もあったが、特にトラブルもなく進む。
 PC1が近づくにつれ、向かい風が強まってきたので、双木さんのリードにより5人で先頭交代をしながら走る。単独走が多いBRMと異なり、終始チーム走であるフレッシュならではの走り方。昼食に時間をかけたが、それでも予定通り14:00にPC1に到着。
 

2. PC1~PC2(セブンイレブンみなかみ布施店)79km(積算171.5km)

▲小雨だが向かい風

 PC2をスタートしてしばらくすると、小雨が降ったり止んだりの天気となる。ただし、雨具を着るほどの雨ではないので、そのまま進むが、気温は下がり、相変わらずの向かい風が吹いている。
 時間に余裕があるので途中で2回のコンビニ休憩を挟み大道峠への登りへ。この登坂の最中で日没となる。さらには本格的な雨となったので、雨具を着用。大道峠からの下りでは雨で視界が悪いが、皆「怖いけどブルベっぽい」などと雨中の夜間走行を楽しむ余裕を見せる。
 PC2への到着は19:30と予定より30分早い到着となった。
 

3. PC2~PC3(セブンイレブン佐野出流原店)92.9km(積算26.4.4km)

 PC2の出発後、夕食のためコース沿いの飲食店へ。ウェアを乾かしながらゆっくりと夕食を食べ、1時間ほど滞在。店を出ると雨は止んでおり、ちょうどよい雨宿りとなった。
 PC2から25kmほどR17を走るのだが、昨年のBRMで走ったときより3時間ほど時間が遅いためか昨年より交通量は少なく、予想より安全に走ることができた。その後、関越自動車道の赤城ICへの登りで、自動車で巡回中のスタッフの皆さんからの声援を受ける。
 この区間も途中で2回のコンビニ休憩をとりながらも、予定通り02:00にPC3へ到着。
 

4. PC3~PC4(ミニストップ川本町畠山店)52.7km(積算327.1km)

 PC3から約40kmの地点に24時間営業のファミレスがあるので、そこで仮眠をしようと話しながらPC3を出発。ところが10kmほどで自分が睡魔に負けて大きくスピードダウン。結局コース沿いのコンビニの駐車場で30分の仮眠をとった。BRMでは「仮眠をするから先に行ってください」と言えるが、チーム走行であるフレッシュではそうも言えない。1人が止まると他のメンバーも止まらなくてはならないところが、良くも悪くもフレッシュの特徴だと痛感する。
 PC4に向け走るうちに朝日が昇る。朝の冷え込みも厳しくなく、ほぼ予定通りの5:20にPC4に到着。
 
▲群馬県赤城IC付近、リーダーは取り損ねました

5. PC4~PC5(ローソン川島町戸守店)24.2km(積算341.3km)

▲22時間チェック

 PC4からPC5までは約24kmと最短。スタートから22時間目のチェックの予定のPCであることから時間には余裕を持って到着したいと考えていたが、その通りに予定より20分ほど早く到着。休憩をとりながら時間を潰すことになる。
 気象条件も、メンバーの調子も特に問題はなく、この時点でもうゴールしたも同然という雰囲気もあったが、実はそれがとんでもない勘違いであることに一同気づいてはいなかった。
 

6. PC5~ゴール(セブンイレブン川口柳崎店)33.1km(積算374.4km)

▲ヒヤヒヤした24時間チェック完了して集合場所到着、ようやく終わった

 PC5で7:00のレシートを受け取り、スタートから22時間目のチェックも完了。あとは25kmを09:00までに走れば完走となる。特にトラブルがなければ全く問題のない距離であることから、7:10にPC5を出発。
 ゴールの川口までは大宮駅周辺などさいたま市の中心街を走るコースである。また、日曜といえども朝の交通量が増える時間帯でもある。PC5を出発して走るうちに交通量は増え、信号待ちで止まることも増えてきた。時間は進むが自転車はなかなか進まない。走るうちに「09:00の時点で予定のコンビニに着かないのでは?」という雰囲気が漂い始める。PC5から25km以上走った時点で、09:00が近くなったら近くのコンビニに入ろうと声をかけあうが、それでも当初の予定のコンビニで24時間地点のチェックをしたいと思うのが人情というもの。
 結局、何とか08:50過ぎにゴール予定のコンビニに到着。09:00ジャストのレシートを受け取って集合地点の健康ランドへの移動。スタッフのレシートチェックを受けて晴れて完走。
長く短い24時間が終わった。

 

次回への課題

フレッシュにおいてはコース計画と走行ペースが非常に大切であると感じた。

  1. 22時間目のチェックをするPCとゴールのPCとの距離はできるだけ25kmに近づける。また、交通量などが多いため移動速度が低下するような幹線道路は避ける工夫も必要。
  2. 普段のBRMで一緒に走っているメンバーや、脚質の合うメンバーでない場合、時間に余裕を持った走りができるよう、走行予定距離が360kmを大きく超えない方がよいと考える。
  3. 前半は速い走行ペースで走り、夜間の仮眠時間や、トラブル対応の時間を確保するとよい。

レポート:チーム赤城/柳沢宏和 2008.5.11

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