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2006.4.19 NO.20

BRM600アタック日本海試走



雨降る巾着田を妻神邦昭と納見謙一が出発、徐々に増える雪景色の中、日本海目指して走ってきました。予想以上にきつかったそうです。「飛ばしすぎ、大食い」の影響もあったでしょうが、400に続いてハードなブルベになりそうです。万全の体調でスタートされるようお願いします。睡眠不足は完走を危うくするどころか、ヘタすると命取り! お互い気をつけましょう。

オダックス埼玉:妻神邦昭&納見謙一

試走当日の最高気温(気象庁データーより)
1日目 東京17.0度 新潟23.0度(ややフェーン現象か)
2日目 東京20.6度 新潟14.7度

今回の試走は私、妻神邦昭と納見謙一サン2人で行って参りました。埼玉のやじ、きたコンビのレポートです。コース全体の印象は...誰だ! 400kmが最もキツイと言ったのは! 覚悟して参加して下さい。では、レポート開始です。(妻神)


Date: Wed, 12 Apr 2006 07:08:18 +0900
Subject: [saitama-brevet-staff][02413] 雨だよ
妻神&納見です。行きます。

From: "山口哲生"
Date: Wed, 12 Apr 2006 08:12:31 +0900
雨ですね。。明日の湯沢町・水上町の予想最低気温は7度。
氷点下ではないけど気をつけてね。

■ スタートからPC1 懲りない面々、、、最後までたたった前半の飛ばしまくり
雨の巾着田を2人でスタート。前回の400kmのコースを進みます。今回もこの区間は問題なく順調でしたが、意外な落とし穴が待ってました。雨はいやだ...(妻神)

7時過ぎ雨降る中出発、気分は↓。天気予報当たって埼玉・群馬県境付近で雨上がり↑。
18「消防署南」までは400で走ったコース、600はここで右折。19「保健福祉事務所前」との間に長い橋があり、終点部に左折専用車線があるので注意しながら進行。19から20「石原」までの間は要注意、登り気味かなと思いつつも回せば回るのでとばした。それが最後まで足に堪えた。(納見)

■ PC1からPC2 三国の前に鬼が居た
PC1 PM12:35に到着
今回はPC間の距離が100kmを越えているので私は30分かけてガッチリと食事を取りました。(妻神)

PC1到着12:30、昼食。
次はいよいよ三国越えと考えながら、海老グラタン&ナポリタンをペロリ。まだやや空腹感あり、なんといっても「次は三国越え」、さらに牛肉弁当も腹に納まった。
(納見)


From: saikami 
Date: Wed, 12 Apr 2006 13:01:58 +0900
Subject: [saitama-brevet-staff][02416] PC1を出ます。

満腹でPC1をスタートした直後、目の前に壁!(大げさかな)アップダウンを繰り返し三国峠を越えます。ここでPC1手前の落とし穴が効いてきました。実はPC1手前の18km区間は緩やかな結構踏んでいける程度の上りで2人してガンガン行ってしまいました。(妻神)

PC出て22「下川島」右折、次の信号先から登りが始まった。個人的にはこの坂が一番きつかった。足にはやや疲労、腹パン未消化、キツイ、長い、休めない、三国の前に鬼が居た。ケガしたことにして帰ろうか。大食い厳禁である。(納見)



22「下川島」右折後一つ目の信号、118.9km地点から8.7kmの登りが中山峠。
131.9km地点から2.7km登り、その間に赤根トンネル約1kmあり。
PC1以降R17まで延々と上りっつぱなし、これでは持たないとそれぞれのペースで三国越え開始。泉さんへメール送信。

From: saikami
Date: Wed, 12 Apr 2006 14:41:04 +0900
Subject: [saitama-brevet-staff][02417] きついよ?
泉さん! だましたね? 400KMよりきついよ!

美しい雪景色を見て気を取り直し再スタート。(妻神)

やっとの思いで17号へ、いよいよ三国。三国峠は思ったほど勾配はキツクなく交通量も少ない、景色を見たり、カモシカもいました。ただ・・長い・・いや長過ぎる、峠の途中で飲み物切れ。(納見)



三国峠 142.3km地点から22.8km 三国トンネル約1.22km
三国トンネル入口まで22.8kmですが、実際には多少の下りもある猿ヶ京までは勾配もたいしたことはないです。逆に、三国トンネルを越えると苗場までは下りますが、火打峠や二居峠のトンネルは上り返しもあります。
なんとか三国峠を越えて後はPC2まで下りです。「気持ちいい!」とかっとんで市街地へ、R17は路肩が広く自転車で走るには最高です。時間と共に空の色がゆっくりと変わり雪景色が朱色から月明かりの蒼へ、最高の時間です。が、210kmあたりでフロントホイールから「パン!」と音。スポークが1本切れてしまいました。路肩に止まって切れたスポークを外し振れをチェック。5mm程振れてしまいました。私のホイールは交点を結線してあるのでスポークが切れても影響が比較的少ないです。ま、本数数えたりしなければ判らないとそのままスタート。(妻神)

湯沢のコンビニで補給5:30、夕日に浮き出た山並みが最高でした。
峠を過ぎてからの注意点です。三国トンネルはスコブル快調でしたが、雪国の宿命か、それ以外のトンネルは要注意、狭い上にクルマのチェーンによる轍が深くハンドルをとられそうになりました。トンネルを出れば、大型車が多い割には除雪を考慮して路肩が広いため快適でした。そしてPC2へ、寒かった。
(納見)


From: saikami
Date: Wed, 12 Apr 2006 19:28:42 +0900
Subject: Re: [saitama-brevet-staff][02419] きついよ?
今PC2に到着しました。210KMでスポークが切れてしまいました。

■PC2からPC3 「大曲」Sはふたつあります
PM19:20 PC2へ到着。買出しを終えたあたりで納見さんが到着。ニップル回しを借りてホイールの応急処置をしてスタートです。納見さんは三国峠でかなり足を使ったらしく上りがきつそうですが、平地はさすが速いです。(妻神)

PC2からPC3間の峠の上には、昨年の地震災害復旧工事箇所が何箇所もあり、星のきれいな空と信号の光がビミョーでした。クルマもぜんぜん走っていない所で信号待ちあと3分50秒。(納見)



248.4km地点から6.3km登ると石峠トンネル約1km 
街に下りると暑い。
注意点は35「大曲」の左折ポイント。交差するK68は4車線道路ですが、正面信号には「大曲」表示はなく、左側信号に表示があります。ここが正解、そしてPC3。
(納見)


キューシートに記載したとおり、296km地点にも「大曲」という同じ名前の信号(右側にコンビニがあるそうです)があるので、そこと間違えないよう注意してください。

From: saikami
Date: Wed, 12 Apr 2006 23:33:00 +0900
Subject: [saitama-brevet-staff][02420] 出ます。
妻神です。PC3出ます。

From: 白木 緑
Date: Thu, 13 Apr 2006 00:13:01 +0900
納見さんも元気ですか。日本海は暗くて見えないだろうけどがんばって。

From:小倉です。
Date: Thu, 13 Apr 2006 00:25:32 +0900 (JST)
頑張れ〜!

■ PC3からPC4 居眠り走行厳禁! テント張ります
特に問題なくPM23:15 PC3に到着。夜の日本海を横目にさて帰りです。日本海の波の音を聴きながら山を越え順調に距離を稼いでいたらキューシートNO45「宮本一」交差点先が通行止め! 迂回路を見つけてコースへ復帰。(妻神)

アタック日本海なのに期待の日本海暗くて見えず、潮の香りに包まれながら感じたこと、北朝鮮の工作員どこから来てもフリーパス。
一つ峠を越えて45「宮本一」進行方向通行止め、橋の架け替え中、自転車は走れそうなので進み、工事箇所の手前急な坂を左折して上流の橋を行く。(納見)


From: saikami
Date: Thu, 13 Apr 2006 02:10:01 +0900
Subject: [saitama-brevet-staff][02423] 通行止め
351.2KMポイント(宮本一)6月30日まで通行止めです。迂回ルートでコース復帰します。

From: ogura
Date: Thu, 13 Apr 2006 06:30:37 +0900 (JST)
ホイールは大丈夫ですか? 迷子にならないでね(^^♪ 小倉



339.6km地点から6.0km登ると薬師トンネル約0.4km
工事区間は迂回ルートに変更します。詳細はキューシートを確認してください。
R17に入ってからコースは単調となり少しずつ眠気が出てきました。また夜霧も出てきて前身を濡らし、寒さも増し段々と悲惨な状況になってきました。なんとか頑張ってPC4まで行って湯沢健康ランドで仮眠しようと考えたのですが持ちませんでした。R17沿いにあるバス停に逃げ込み仮眠を取りました。R17号沿いにあるバス停は屋根がありドアまでついていて緊急避難には最高です。1時間ほどして寒さの為に目が醒め納見さんが再スタート。私は胸焼けがしたのでもう少し休んでから後を追いました。(妻神)

そして17号に合流してからは霧雨、寒い。私は寒さのせいか睡魔には襲われませんでしたが、この区間には雪国のため窓のある小さな小屋付きバス停が点在しており、この中で仮眠ができます。レスキューシートでもあれば完璧か、自転車も中に入れられました。眠い人はどうぞ。そしてPC4へ。(納見)



PC3〜PC4途中にある「出雲崎の道の駅 天領の里」にシークレットを置きます。埼玉ブルベでは本来シークレットを事前に告知しませんが、今回はシークレットに仮眠用テントを設営しますので、事前にお知らせしておきます。ただ、そんなにたくさんのテントは張れませんので、必ず利用できるとは限らないです。仮眠場所としてはPC4から4.4km先に湯沢健康ランドがあります。居眠り走行は事故につながりますので、くれぐれも注意してください。
* シークレット未通過は失格になります。「出雲崎の道の駅 天領の里」はコース上にありますが、シークレットなのでキューシートには載っていません。各自ご確認ください。シークレットにはコンビニなし、店は閉まってます。

From: 白木 緑
Date: Thu, 13 Apr 2006 08:01:22 +0900
ふたりとも生きて走ってますか。これから三国峠?

From: saikami
Date: Thu, 13 Apr 2006 08:42:51 +0900
Subject: [saitama-brevet-staff][02426] 当たり?
妻神です。2人共これからPC4を出ます。バス停は寒かった

■ PC4からPC5 またまたやってきました三国峠
AM8:13 PC4へ到着。朝ごはんをしっかり食べてさあ!三国越えです。始めは2人で上っていたのですが途中から自分のペースで峠越えです。途中のトンネルを登ってる時はふらつかないよう注意して下さい。結構路面が荒れています。30km以上の上り区間を過ぎ今度はダウンヒルです! が、ここでホイールを壊しているのを思い出し無理せず下りました。足を止めていたせいで膝が冷え、下りきった渋川あたりから踏めなくなってしまいました。その後、ハンガーノック気味でさらにペースダウン。下り基調なのに全然進まない。(妻神)

最後の長い登り、三国峠。
PCからたった24kmそして苗場から1km、往路で下って来た時ほど勾配は感じませんでした。急ぎのときは新幹線の駅が近くにあります、温泉も。ただし、三国峠を踏破すれば、後は渋川辺りいや高崎までか、延々と続くダウンヒル。リタイヤして新幹線に乗ったら楽しめません。(納見)



三国峠(新潟県側から) 429.7km地点から32.8km 三国トンネル約1.22km
三国トンネルまで32.8kmですが、往路と同じで下りもあるし、頂上過ぎてからも上り返しはあります。

17号三国周辺のトンネルの長さ
二居トンネル 約1.3km
船ヶ沢トンネル約0.3km
八木沢トンネル約0.1km
芝原トンネル 約0.5km

17号三国周辺のスノーシェルター
往路の苗場スキー場先断続的に約1.6kmの間に4箇所
貝掛温泉付近に約1.2kmの間に2箇所

トンネル要注意! 湯沢ー三国間 狭く路面が荒れているトンネルがあるので、往路は下りのスピードに注意し、復路は上りのふらつきに注意してください。


From: 白木 緑
Date: Thu, 13 Apr 2006 14:58:57 +0900
もうそろそろPC5? ゴールが近付いてきたね。 でも、すごいよね、私たちが3食食べて仕事してお風呂はいって寝て起きてとやってる間ずっと走ってるんだから、ブルベやってる人間がそう思うんだから、他から見たらヘン、狂ってる! がんばって。

From: saikami
Date: Thu, 13 Apr 2006 15:01:10 +0900
はい! 2人共これからPC5を出ます。
ハンパなくきついっす

■ PC5からゴール ようやく帰ってきました巾着田
納見さんと合流してなんとかPC5にPM14:34到着。ほんとハンパなくきついコースです。ここでガッチリ昼食を摂りゴールへ向かって出発! 30分ほどで体が回復しPM18:14巾着田に到着しました。その後、泉さんと合流、2人で皆さんを代表して「きついよ」と文句を言っておきました。(妻神)

そして最終PC5、ここからは皆さんご存知のコースです。
試走では全路面で積雪及び凍結はありませんでしたが、雪解け水が道路を横断している箇所があるため、シューズカバーと後輪泥除けはあったほうか良いと思います、あと気力。(納見)


From: saikami
Date: Thu, 13 Apr 2006 18:33:59 +0900
Subject: [saitama-brevet-staff][02429] 着きました。
妻神です。18時14分ゴールしました。

■ おまけ
試走中、随時送られてくる妻神邦昭の途中経過、「工事による通行止め箇所あり」にコース担当・泉浩司すぐさま反応、仕事が終わるやクルマ飛ばして巾着田へお出迎えに行ったそうな。ふたりから通行止め区間の聞き取り調査、二人が走った迂回路も「走れそうではある」が70台もの自転車が深夜通行するのはちょっとひんしゅく。で、別の迂回ルートを設定、若干距離が短縮と相成りました。おまけに、妻神邦昭の「泉さん、だましたね」の一言が気になったか、見かけに寄らずデリケートな泉浩司、参加者が走りやすいようにとの心遣いか、夜な夜な地図とメモをにらめっこしたかどうかは不明だが、登り区間の細かいデータを次から次にに出してきた。恐れ入りました。

ホントに寝不足による事故には注意しましょうね、みなさん。山口哲生、白木緑2名、当日走りますのでよろしく。小倉清、転勤先の仙台で休日出勤に歯ぎしり、走れる私たち、あぁ、しあわせ。

当日は、スタッフお手伝いの申し出をいただきました倉林いずみさん、さらにAJ神奈川でスタッフをしている田村謙治さんもみなさんをお待ちしております。倉林さん、田村さん、よろしくお願いします。

それでは4月29日、お会いしましょう。
オダックス埼玉 妻神邦昭、小倉 清、納見謙一、白木 緑、泉 浩司、山口哲生