→大勢の人が埼玉オリジナル反射ベストを身につけました。

まずは山伏峠に向って順調に進みます、一人旅。今回の目標は帰りの湯沢の健康ランドでよく寝る事と、明るい内にゴールする事。健康ランドは朝５時から深夜料金が入らないので５時ジャスト入館目標です。

その内信号待ちとかでペースが合う方々と一緒になります。先発したゆっくりペースで序盤を行く方々を抜いてゆきます。山伏峠へのきつい坂で山崎光太郎さんが追い越してゆきます。ランドナーでツーリングしている方にご挨拶ついでにブルベの宣伝をします。

道は秩父市外へ入り、１０名以上の集団になりました。後方からエキップみのりウサギさんチームがやってきて先頭を引きますが、軽い上りで行ってしまいまい、集団はすこしペースダウン。追っかけてみようかなと先頭で若干ペースアップしているうちに正午前ＰＣ１到着。

→杉ノ峠を越えると群馬県はもうすぐ。小さな峠は名前を覚えきれない程たくさんありました。

三国トンネル手前で黒澤さんと本橋さんが下りに備え身支度を整えています。私も袖フリースだけ装着。トンネルを越えるとずーっと雪景色です。スキー場ではスキーしてます。１月に骨折した現場の石打丸山スキー場前も通ります。来シーズンもやりにくるからなーと心で叫びます（骨折ではなくスノーボードを^^;）。

夕刻のＰＣ２もあたりに雪の残る景色の中にありました。

→その前に中山峠がありました。距離は8.7kmと短い(8.7kmが短いなんて、、、コワイ)けど、斜度はいちばんきつかったかな。

→三国トンネル出たら雪国だった、寒いです。

→シークレットの仮眠所。寒さに震え上がりました。みのりかめさんチームに渡ったシュラフは菅田さんの置き土産でした。

ＰＣ4までの上りは寒くて眠くてペースが上がりません。途中の公園ベンチで休憩し、手袋と背中にカイロを入れます。再スタートしようと後を見ると遠くから自転車の灯りが見えましたが、やがて見えなくなりました。骨折ポイント近くのＰＣ４に到着。お腹が空いたので弁当を食べて５時半頃、湯沢の健康ランド着。みのりウサギさんチームと脱衣場でお会いできました。６時過ぎに横になるも７時過ぎに目覚めます。眠れず携帯でネットへ書き込みしたりして、グズグズ過ごし、再び入浴。１０時前の出発までにたくさんのブルベ参加者に行き会います。健康ランドは大繁盛で受付のおじさんも上機嫌です。

430km地点の健康ランドに入ったのは朝方。ここまで睡魔を我慢できなかった人たちはシークレットやバス停などで仮眠しましたが、寒い地域だけにやっぱり屋根の下の暖かい場所で寝たいもんです。シークレットに大量にあった新聞紙は田村さん、本橋さん、納見サンが用意してくれました。ウエアの下、肌に直接新聞紙を巻き付けて寝ると暖かいのと同時に寝汗を吸い取ってくれます。

渋滞個所を抜けた後、なぜか燃えます、踏みます、35km/hオーバー（平地のみ）。見えて来ました巾着田。河原に見える青いテントに手を振って、ゴール！　やったあ、明るいうちに着きました。眠くて頭がボケているけれど体の痛みはありません。

明日から人に自慢できます「週末、日本海まで往復６００ｋｍ走ってきたよ、自転車で」と(確実にバカにされますが^^;)。

→周囲はスキー場、往路では空気が冷たかったのに、帰りは時間がたつに連れて気温上昇、ヘルメットに雪を詰めて冷やした人もいました。

→やった、日本海往復！　ゴールにはごちそうが待ってました。

今回R17を長い距離走るので交通量やトンネルなどの危険がたくさんあり心配していましたが、実際には他の所で事故は起こってしまいました。私はPC1、シークレット、PC4、PC5、と回り皆さんの元気な走りが見られて良かったです。

シークレットではAJ神奈川の田村さんが駆けつけてくれて朝まで手伝っていただきたいへん助かりました。石油ストーブやダンボールなど暖を取るものやレモンの蜂蜜漬けにバナナとたくさんの差し入れまでどうもありがとうございました。帰りはゴミまで引き受けてもらってしまい本当に感謝しています。

バナナはスタート時に本橋さんからも頂いており皆さん沢山食べられたと思います。

今回のＢＲＭ４２９アタック日本海６００ｋｍでオダックス埼玉開催のＢＲＭシリーズが終了します。この６００ｋｍは私にとって非常に教訓深いＢＲＭとなりました。

４月２９日ＡＭ５：００　スタッフ集合。今回、オダックス埼玉専用ブーステントが登場！　商品開発部長　山口サンから反射ベスト「ＡＤＸ−Ｖ」販売開始！　と準備万端と思いきや、ブルベカードが来ない．．．

その後カードが到着、出走受付開始、ブリーフィング、出走サイン、スタートと順調に進み、私は職場に戻りお仕事。スタート時に不足していた給水タンクやコップ、ブルーシートを買ってゴール地点へ戻り、皆さんの帰りを待ちます。ところが、スタートして間もなく、留守中の本部を守っていただいた本橋さんから事故発生の報告を受けました。幸い大事には到らず警察、病院、ご家族にも連絡が取れホッとしました。

３０日ＡＭ０：５８　リタイアの報告が入る。フレームが折れてしまい走行不能、輪行してゴールへ戻るとの連絡を受けました。
３０日ＡＭ９：１５　トップ２名がゴール！　速い！　休憩なしでこのコースを走りきってしまいました。その内１人はスタート後ミスコースで１時間半ロスタイム（しかも峠越え）。

ＰＭ１３：２８　３人目がゴール。その後１人、また１人とゴール。皆さんからコースの感想を聞きながら時間を過ごしていたら、フレーム破損でリタイアされた方が無事ゴールへ戻ってきました。状況をお聞きすると、居眠りで前の車にぶつかってフロントフォークを折ってしまったそうです。右手中指を骨折。ご本人さまは私に非常に気を使ってくれて「大した事無い」と仰って直ぐに帰られましたが、早く良くなってまた参加して下さい。泉サンに事故の詳細連絡を入れたところ、現在走行中の参加者の中にも落車で顔を２〜３針縫った事故があったとの報告。前走者がキューシート確認中に道路みぞにタイアを取られて落車、そこへ後ろから追突、顔を切ってしまったそうです。

ＰＭ２２時５９分　最終走者がゴール、ＢＲＭ４２９アタック日本海６００ｋｍが終了しました。参加者６５名中　完走者６２名。今回は眠気の為の落車が多数発生しました。今後他のＢＲＭを走る方はまずはゴールに無事辿り着く事を考えて走って下さい。必要に応じて休憩を取って走り切って下さい。特に４００ｋｍ以上の距離になると休憩は補給と同様重要となります。

今回、お手伝い頂いた本橋さん、倉林さん、そして田村さん、本当にありがとうございました。
次回は走行会ですが、日程は未定です。決まり次第発表します。では、今度は参加者としてお会いしましょう。