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2006.4.27 NO.21

アタック日本海試走第二弾〜防寒・雨対策



4月25、26日にコース担当・泉浩司がスタッフ認定を兼ねてコース最終チェックのため単独で走ってきました。今回は気象状況中心の報告です。前回の妻神邦昭と納見謙一が試走したときより気温はかなり低めでした。天候次第で走行状況が著しくかわりることがよくわかると思いますので、BRM直前ですがレポートをお届けします。

■ スタートから
Date: Tue, 25 Apr 2006 07:23:06 +0900
Subject: [saitama-brevet-staff][02472] スタッフ認定

これからスタートします。
小雨です。

20分あまり遅れて巾着田をスタート
【出発時の着用ウエア】 メリノウール半袖インナー、半袖と長袖ジャージ二枚重ね、起毛長タイツ、薄手ウインドブレーカー、ウールソックス二枚重ね、ネオプレーングローブ

「ウールソックスはいつも冬のブルベでは着用しているが、二枚重ねにしたのは今回が初めて。そのくらいでちょうどよかった」

■PC1 運良く濡れずに済んだが、もし濡れていたら、、、、
Date: Tue, 25 Apr 2006 13:13:01 +0900

13:02 着
たいした雨にはあいませんでした
今は晴れてます。でも北風が強いです。
さあ山越に出発です。

「高崎で遠くに雷が鳴っていたが、運良く雨には濡れなかった。もし、あそこで濡れていたら、その先はもっと厳しい状況に陥っていたと思う」
■ PC2 周りは雪景色だけに風の冷たさが堪えます

Date: Tue, 25 Apr 2006 19:06:18 +0900

18:49 着
苗場手前の温度計2度でした
下りの体感はマイナスかな
ヤッパ雪国は寒いねっ!
こちらは曇りです。

【三国峠からの下りウエア】 ウインドブレーカーの変わりに山用ゴア上着、軍手にフリースグローブ

「2002年からブルベを始めたが、ゴアの上着を着用したのは今回が初めてである。寒さには相当強い方だと自分でも思うが、今回は念のため上下ゴアを持参、下は使わなかった」

    妻神邦昭と納見謙一が試走したときには、気温が高く山からの雪融け水が道路に流れ出し、足がビショビショになった。末端冷え性の納見はコンビニでソックスを買って履き替えたものの、終了後に凍傷(?)で足の小指が腫れ上がり、先週末の静岡400をドクターストップでDNS。その時より今回は気温が低く、雪融け水はさほどなかったという。雪融け水の影響があるかどうかは当日の気温次第である。

「向かい風が強く、周囲が雪のためよけいに風が冷たかった」


■PC3 向かい風は相変わらずだが、気温上昇が救い

Date: Tue, 25 Apr 2006 22:28:54 +0900

22:18 着
向かい風が強いです。
海沿いは果たしてどうか
平野は少し気温が高いようです

【平野部でのウエア】 薄手のウインドブレーカー

「栃尾から三条に降りると暖かかった。日本海に出てからは晴れ、やはり暖かかった」


■シークレット 試走なんで誰もいません

Date: Wed, 26 Apr 2006 00:00:19 +0900

23:58 道の駅着
しるこもテントもないので先に進みます
そろそろ眠くなって来ました

「PC4までにちょっと寝ました」

雨が降ったらシークレットに設置するテント仮眠所は用をなさない可能性あり。


■PC4 山の寒さとトラック

Date: Wed, 26 Apr 2006 05:21:46 +0900

5:11 着
これから4、4KM先の健康ランドで仮眠します。
ひとまず、おやすみなさい。

ではまたあとで・・・

「内陸に向かって山に近付くほど寒さが厳しくなった。それは行き帰りとも同じである。
R17は空いているものの、深夜時間帯はたまに来るトラックが飛ばしており怖かった。絶対に居眠りによるふらつきはさけなければならない。路肩は広いが夜間では路肩が見えにくいのでなおさらである。ただし、ホンチャンで新潟側からR17を走行するときには日曜日であるため、トラックは減るはず。ちなみに、往路で群馬側から走行したときには明るかったため、広い路肩が見えたのでトラックの恐さはなかった」

■湯沢健康ランド

Date: Wed, 26 Apr 2006 07:57:59 +0900

結局2時間の滞在でこれからスタートします。
熟睡とはいきませんでしたが風呂に入ってさっぱりはしました。
太陽が眩しいです。
今朝湯沢の気温計は2度で山から吹き下ろしの向かい風は寒かった〜
7時スタートで440KM地点はかなり大変、反省です。
もう少し先にある三国の上ぼり口のセブンで朝ご飯食べてからラストの上りに入ります。
ではよろしくお願いします。

「PC4直後の道路沿いに気温表示がある。それより先に三国峠付近の気温表示が何カ所かあった。健康ランドから出て三国峠を登っているときは7℃くらいだった。健康ランドで仮眠後、三国を登り始めたのは午前8時を過ぎていたので、気温も上がってきて、下りでは寒かったもののウインドブレーカーも着なかった」

      実はその日の高崎河川国道事務所の道路気象情報によれば、朝8時頃まで三国トンネル群馬県側は路面凍結していたのだ。BRM当日も天候次第では凍結の可能性はある。深夜未明から早朝に三国峠を走行する人たちは必ず気温表示を確認、凍結の心配がある場合には健康ランドで仮眠、時間調整するようにしてください。気温4度でも路面凍結することはあります。

湯沢気温
(気象庁の観測データ)
平均 最高 最低
前回試走 12日 13℃ 19.6℃ 5.3℃
13日 6.7℃ 10.8℃ 4.4℃
今回試走 25日 4.5℃ 8.5℃ 1.2℃

26日 6.7℃
12.8
0.3
      時間的に考えて復路の新潟県側から三国峠を越えるときのほうが凍結の心配は高い。前回試走の妻神・納見が湯沢のPC4を出たのは午前9時ちょっと前、そのときの湯沢の気温は8.9℃、今回泉がPC4を5時過ぎに出た直後道路沿いの気温表示は2℃。泉はその後健康ランドで仮眠しているので、路面凍結も知らずに済んだ。仮眠しなくても今回のペースなら路面は融けていたでしょう。ちなみに、前回は「PC4で直接コンビニのコンクリートに座っても寒くなかった」(納見)そうである。

      天気予報によれば、土曜日は雨マークがついているものの、気温は25、26日より高くなる見込み。泉試走時ほどの寒さ、凍結はないかもしれない。しかし、気温が高くなれば、雪融け水が流れ出すことも考慮したほうがいいでしょう。


■PC5 ようやくラストです

Date: Wed, 26 Apr 2006 13:20:32 +0900

13:07 着
ラスト区間気を抜かずに走ります。

「コース自体はダラダラと長い上りがあるものの、めちゃくちゃきついというものではないと思います。ただ、天候次第では寒さが加わって相当厳しいものになりますので、十分な防寒および雨対策をしてきてください。今回は静岡400直後の試走で疲れもありましたが、埼玉メンバーが送ってくれた励ましメールに勇気をもらいました」

フィニッシュ 16:01


恐らく当日は凍結の心配は泉試走時よりかなり少ないでしょう。とはいえ、もし凍結すれば下りだけに危険性は高まります。長時間に渡って全面通行止めになった場合には中止もありえますが、そうでなければオダックス埼玉では中止はしません。手前の健康ランドで待機するなり、危ない箇所を押すなり、各自の判断で対処してください。「各自の判断」というのは無責任に受け取られるかもしれません。当日、万一凍結の心配があればできるだけスタッフが確認できるようにしたいと思います。しかし、スタッフが確認するより早くトップが通過することもあります。そんな場合、どのように対処すべきかは走行者自ら判断するようお願いします。そして、本部および後続にその情報を伝えてください。ブルベがレースではないというのはこうしたことも含んでいるのです。

また、今年の埼玉ブルベは参加者数が多いだけに、今回に限らずリスクがあれば中止にしたくなることも正直言ってあります。よくブルベ参加者が「今度はどんなドラマがあるのか楽しみです」といいますが、単純に主催者の立場で考えればドラマなしが一番です。ですが、何より私たちも困難を乗り越えたときの嬉しさを知っています。自分たち自身が走る際に中止にして欲しくない、「それじゃ、ブルベにならない」、との考えがあるので簡単には中止にはしないんです。中止にすれば走行する自由はなくなります。中止にしなければリタイヤ、待機、自分自身で判断する自由は誰にでも等しくあります。それらのことをひっくるめて楽しむのがブルベであり、様々なことを自分であるいは仲間同士で受け入れ、乗り越えていくのが埼玉ブルベです。

おこがましいことを書きましたが、埼玉ブルベに参加されている皆様は400まで自己責任の上に走ってきました。今回もつらさ含めて楽しくかつ安全に巾着田に戻ってきてください。

それでは土曜日にお会いしましょう。
オダックス埼玉 妻神邦昭 小倉 清 納見謙一 白木 緑 泉 浩司 山口哲生