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2006.2.21 NO.17

アタックビーフライン試走報告



オダックス埼玉スタッフ

■ あなどっちゃいけない放射冷却 妻神邦昭
妻神邦昭、泉浩司、納見謙一、白木緑の4名がBRM225アタックビーフラインの試走に行ってまいりました。
前回同様平日の市街地を慌しく抜け、野田橋を過ぎ筑波へそしてビーフラインへ。
ビーフラインは車の通行量が少なく、しかもアップダウンが続く好きなコースでした。
前半の快適サイクリングが折り返し地点を過ぎた後、悪夢が待ってました。
雨、雪、放射冷却と120kmにわたって非常に過酷な状況が続きました。
寒い!なんてモノではなく何度か意識が遠のき、遭難?しかけました。
AM2:15全員無事ゴール。消耗しきった試走でした。

■防寒・雨対策は念入りに! 白木 緑
300のコースは200の折り返しから、さらに60km弱進む往復コースです。200はほぼまっ平コースでしたが、300ではメインとなるビーフラインのアップダウンが加わります。日曜日だった200より土曜日開催の300は交通量が多くなりますので気をつけてください。

ビーフラインはR50の「石井」Sを左折後0.4km地点から始まります(キューシート25)。コース担当の納見サンが下見したときには信号がなかったのが、私たちが試走したときには新しく信号が設置されていました。信号の名前はありせんが、ビーフラインの看板があるのですぐにわかると思います。
写真をクリックすると拡大しますので、ビーフラインを想像してみてください。
▲利根川土手道に入る手前の駐車場トイレに寄ったら、エンストしたクルマの押し掛けを手伝い、、 ▲ビーフライン入ってすぐの上り。下りの斜度表示が見えます。帰りはそれを登ります。 ▲出会ったクルマは2〜3台程度。のとかな道がずっと続きます。
試走当日は朝から晴天、ネックゲーターをしていると暑いくらいでした。ビーフラインはほとんどクルマが通らず、のんびりしたいい道です。ちなみに、キューシートのhtmlファイルではNO30でビーフラインおわりとなっているのは間違いでNO34で終わりです。ビーフラインに入れば標識があるので間違えることはないと思います。ただし、NO29で左折後すぐにまた「ビーフライン」の看板が出てきます。実はビーフラインはまだその先に続いているのですが、300では行きませんので注意してください。折り返してからも同様に看板につられて曲がらないように!
▲登っては下りる、繰り返しが20kmくらい続きます。斜度はきついところでも10%程度です。フラットで足を使いすぎてるとこたえるかも。帰りもまだ通ります。
今回、不動峠をカットして往復コースに変更したため、折り返しのコンビニまでの距離を計測。コンビニに挨拶して、来た道を戻り始めたら路面が濡れているではないか。しばらくしたらポツポツ雨が落ちてきた。ビーフラインを走っている頃には雪にかわったものの案外暖かくてカッパを着る気にはならなかった。そのうち、雪はやみ、空には月と星が輝き始めた。とってもきれいだったけど、放射冷却でどんどん気温は低下。ゴアのカッパ上下を着てもまだ寒い。今までも深夜土砂降りだったり雪が降ったことはあったが、こんなに寒いのは初めて。考えてみれば、そうした経験はいずれも掛川のときであり、山から下りれば案外暖かかった。ところが、今回は山から出ても寒くなる一方、「茨城から埼玉に入ればもう少し暖かくなる」と誰かが言ったが、やっぱりダメ。埼玉県人の妻神、納見、泉サン相手に「埼玉は寒すぎる」と悪態つきながらようやくゴール。クルマのヒーターを目一杯きかせて、神奈川の東のはずれ多摩川近くの我が家に戻り、お風呂に入ってようやく冷凍状態から開放されたのでした。
▲暗くなると真っ暗です。写真はすべて往路、帰りは雨と雪、その後は満点の星空のもと寒くて写真を撮る余裕はありませんでした。
私のポラールの数値では合計標高1895mでした。走りやすいコースだと思います。ただし、防寒・雨対策は念入りにすることをおすすめします。冬用ウインドストッパーグローブにインナーつけていたけど、ブレーキが掛けられないほど凍えました。いろいろと工夫してみてください。コンビニなどで売っている薄手のビニール手袋を組み合わせるだけでもずいぶん違うと思います。他には新聞紙、ウエアを濡らしてしまったら迷わずお腹に入れてみてください。フリースのネックゲーター、耳当てなどもおすすめです。