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2006.1.19 NO.15

ブルベを初めて走る方へ
アタック筑波でミスコースを減らす方法



ブルベではコース上でスタッフが進路を教えるなんてことはしません。キューシート頼りに走らなければなりません。また、交通量の多い幹線道路を避けるためコースが複雑になりがちで、どうしてもミスコースが発生します。埼玉メンバーでさえミスコースしてます。そこで、他地域のブルベを走ってもほとんどミスコースしない泉から少しでもお役に立てればと、ミスコース防止のアドバイスです。

オダックス埼玉スタッフ:泉 浩司

■ コース全体図を確認しよう
10万分の1程度のロードマップ、細かい部分はインターネットなどのマップを利用して、スタートからゴールまでをトレースして、全体図を頭に入れておくことをお薦めします。トレースした地図は当日持参した方がいいでしょう。ミスコース経験者はわかると思いますが、ミスコースしたときにキューシートだけでは現在地がわからず、コース復帰に手間取ってしまいます。必要に応じてコピーも便利です。

■ 往きはよいよい帰りはコワイ
ブルベでは往復コースをよく利用します。全部ではなくても部分的に往復コースになることもあります。そんな場合、つい同じ道ということもあって往路のみ一所懸命情報をインプットしがちです。しかし、同じ道でも逆走するのは案外難しいものです。知らない場所ではとくに景色が違って見えます。しかも、帰りは疲れていたり、暗くなったりするためミスコースしやすくなります。そんなとき、往路で曲がたときにはちょっと後ろを振り返ってみましょう。極力帰り道の情報を頭に入れておくことが大切です。また、往路のT字路は要注意です。往きは道が突き当たりになるので、誰でもどっちに行くのか考えます。しかし、帰りはト字路や┤字路となり、うっかり見落とすこともありますので、往くときに自分の目安となるランドマークを見つけておくといいでしょう。



キューシートやマップを見ればわかりますが、往復コース部分があります。
キューシートのスタート〜NO.22とNO.32の0.2km先〜ゴールまでの区間です。
NO.41のト字路は往路のNO.13ではT字路です。
往くときにしっかり記憶しましょう。
■ 短い区間距離は要注意
区間距離の短い場所でもミスコースがよく起こります。情報・その他・道標を良く確認しましょう。


NO.6〜NO.8は特に区間距離が短いのでミスコースしやすいです。
その逆走になるNO.48〜NO.50も気をつけましょう。
NO.15・17・19と逆走のNO.36・38・40も同様に区間距離が短いです。
■ 区間距離を確認しよう
人によってキューシートの使い方は様々ですが、無難なのは区間距離で走ることです。
積算距離を頼りにしていると、ミスコースしたときなど狂ってきます。
区間距離ごとにメーターをリセットするのもミスコース対策には良い方法と言えます。
ただ、自分のメーターとキューシートの誤差があることもあります。そんな場合に誤差がどの程度かを走行中に知ることも大切です。もし、キューシートのほうが自分のメータより数値が少なくでる場合には、行きすぎてミスコースになりやすいです。とくに、積算距離で走っている場合には、どんどん誤差が増えるので注意しましょう。

最近ではGPSが普及し始め、それと共に今後はキューシートも変わっていくかもしれませんね。何度もブルベを走るうちに、それぞれ工夫してキューシートを使いこなしていくようです。そのため、キューシートは各自使いやすく加工できるようにエクセルファイルを用意しています。

ルールを守り事故に合わないよう気をつけてブルベを楽しんでください。