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2005.7.30 NO.10
BRM723宇都宮600 アタック信州泣き笑い
 AJ埼玉・妻神邦昭&スタッフ

みなさんの走りっぷり、堪能させていただきました 妻神邦昭
AM4:30にスタッフ集合のはずが...一人足りない!
今回はこんなスタートでした。
本当は走者として走る予定だった山口哲生さんが脚を怪我し、スタッフとして皆さんを
応援するはずが、こ.な.い...。ブーステントが無い。
そんな訳でとっととブリーフィングを済ませ、AM6:00。BRM723宇都宮開始です。(雨の中待機するより走った方が楽しい!)
AM7:00スタート地点クローズ、私もコースへスタートです。(車でですけど...)
PC1まではトラックが多く、しかも雨降りもあってパンクが続出!
ですが下り基調な事も手伝って皆さん良いペースで到着です。
PC2は峠に入る手前に設定。ここでは泉浩司さん、白木緑さんがAJ静岡・寺田さん直伝のフルーツポンチでお出迎え。全員通過後、シークレットポイントへ移動。
シークレットポイントは納見謙一さん、助っ人AJ副会長平山さんが担当です。
ここで問題発生!一名シークレット不通過。取合えず私はPC5に向けてコースに戻ります。
シークレットの暮坂峠頂上はかなり寒く、PM7:00まで納見さん、平山さん、ご苦労様でした。
PC3。AJ埼玉宴会の地、嬬恋を通過。鳥居峠頂上付近でシークレット不通過のI氏を発見、ご本人にシークレット不通過だと失格になることを告げ時間は十分あるので戻るか、失格を承知の上続行するか、確認した所、失格続行を選択。BRMは指定ルートを指定された時間内に通過する必要があります。皆さんも気をつけて下さい。
その後順調にPC4を通過。トップのY氏を確認しPC5白馬に向かいます。
PC5で夕食を摂り、私は温泉に入ってゴールに向かいます。
ゴールに戻り、脚の怪我をおして合流した山口哲生さんと皆さんの帰りを待ちます。
24日AM10:50 なんと失格となったI氏がゴール。今回の最速タイムは幻となりましたが、お疲れ様でした。
その後PM2:54本当のトップがゴール。皆さん順次ゴールラインを通過します。残念ながら途中リタイアした方もゴールへ帰って来ました。
今回事故が一件発生しました。疲れてふらつきトラックと接触。今回は大事には至りませんでしたが、フロントフォークが折れ、ホイールも大破。よくこの程度の怪我で済んだなと思わせる事故でした。
休息を取らない走行は3日は続きません。1,000Km以上のBRMを目標とする場合、休息は必須条件です。
そしてPM10:00最終走者を迎えBRM723宇都宮600Km終了となりました。
今回私たちAJ埼玉のメンバーで小倉清さんのみ完走を果たしました。
このコースは私たちが是非走りたいコースとしてプロデュースしたコースです。
ご堪能頂けましたでしょうか。
最後に独り言ですが「走りたかった!」です。

AJ埼玉スタッフですが一参加者として出走しました 小倉 清
まず、どう走ろうか…? と考えましたが、今年はあまりBRMを走る機会も少なく、自分で納得のいく走りも出来ていなかったので今回は「自己への挑戦」と攻めの走りをする事に決定。だって初の600km参加の方、といっても既に400kmまで完走されてるのですからね。 十分に普通じゃない人たち…(^^)

さて、コースはいつもどおりの『お任せ』なので予備知識は皆無。いや〜登りには参りましたm(__)m こんな所を走らせるのかよ(`´)と恨みました。ペースもそこそこなのに最初の登りで膝が痛み出し先行きに不安が…
折り返しではシェラフを借りて1時間ほど仮眠、スタッフと談笑もして合計2時間ほどの大休止。第5PC からは飛ばそうと思いながらもスピードは上がらず、眠気のためか幻覚は見るし、寒いし膝も痛いしで名も無い坂を押しの2連荘。 メゲて休んでいるときに大場さん以下7〜8名がパラパラと必死で登っていきました。 
思わず『自分は何をしているんだ!』と情けなさに腹が立ち、一念発起! 
膝なんて何とかなるワイ…と走り出すと、何とかなるもので(^^♪膝の痛みはあまり気にならずにガンガン行けました。

400kmを過ぎてからの復活。そして気力の走りがゴールまで続けられた事に大満足。最高にハッピーです。

でも告白します。鹿沼から森林公園に向かう所でミスコース。たぶん10分ぐらいを3回やってやっと本ルートへ。
まっ終わりよければ全て良しとしょうっと(^^♪

帰りの妻神代表の車の助手席ではゾンビ状体、代表が「眠い〜」といってるのは聞こえるが反応が出来なく爆睡。月曜の自転車通勤が尻痛で辛かったですぅ。
…でも膝も尻も筋肉痛も治まり、次のブルベが心待ちに(笑)

参加者の皆様大変お疲れ様でした  コース担当・泉 浩司
今回は宇都宮にお邪魔しての開催で
コース作りも大変でしたが
皆さんの笑顔で吹き飛びました。
また宇都宮で200〜400を走られた方には
車の多さと坂道の多さに驚いたと思います。

前半に峠が集中してしまい苦労された方が
ほとんどだったと思いますが
初日は気温がたいして上がらずに
すんでホッとしました。

PC2とPC5で皆さんにお会いしましたが
600初めての人もベテランもとてもたくましく
走って行く姿に感動しました。

今回走ってくれた皆さん
ありがとうございました。

次は911走行会があるので良かったら走りに来てください。

ひとそれぞれのブルベ 白木 緑
PC2で最終走者を見送った後、PC5白馬の折り返しまで、最後尾から追い上げた1日目は参加者全員の走っている姿を見ることができました。最後尾から先頭までまさに泣き笑い。笑わなきゃ、やってられない、そんな感じでした。

白馬に到着したのが19時頃、先頭が20時過ぎに来た後は、23時頃までにパラパラと4〜5人が姿を見せただけで、それ以降ぷっつり。みんな闇夜の中を走ってます。ひたすら待つだけです。真っ暗な中、小さな灯りをともし反射材つけて待機するスタッフが警察と間違えられたりもしました。到着した人たちは眠いはずなのに、すぐには寝られません。どこで仮眠するかを考えるのも、動くのも億劫といった感じ。今、走ってきたばかりのいろんな話をしてくれます。それを聞くのもスタッフの楽しみ。反面、早く寝たほうがいいのではと心配にもなります。PC5にはテントを二つ張りました。ひとつは4人用テントで参加者の島田さんが自発的に貸してくれたものです。結局、ご本人は使用できなかったのですが、入れ替わり立ち代り半数以上の人が島田さんのテントで寝たのではないでしょうか。

PC5閉鎖1〜2時間前になって大勢がやってきました。テントは満員、ブルーシートの上や階段などあちこちで寝ている姿を見ながら、残り3名を待ちます。もう、時間はあまりありません。ライトの明かりが遠くに見えました。ふたり来ました。ひとりは消耗しきっており、閉鎖前でしたがリタイヤ。ご本人はそのときのことをほとんど覚えてないそうです。PC5までに全神経を集中、着いた途端、糸が切れたようでした。

もうひとりの方はコンビニで買い物をしてレシートの刻印時間は閉鎖1分前。PCの至る所で同時に携帯電話のアラームが鳴り出しました。みなさん、もっと寝たいのに、次のPCのことを考えれば閉鎖時間が仮眠のタイムリミットだと承知しているのです。夜は明けました。閉鎖時間が過ぎてもひとり現れません。連絡したらリタイヤして駅に向かっていることがわかり、ホッと一安心。

みなさん、走り去った後、浜松から300km走って応援に駆けつけてくれたAJ静岡の寺田さんとともに撤収作業。PC5を担当した泉サンと白木は今年静岡メンバーとして、寺田さんたち3名の静岡在住メンバーとともに4回の掛川ブルベをやってきましたが、埼玉との掛け持ち、200km以上離れたところでの活動はムリがあり、BRM618掛川600kmを最後にやめたのです。でも、来年は参加者として静岡ブルベを走りに行きたいし、HPなどこれまでどおりお手伝いするものの、馴染んだ静岡だけにちょっと寂しい気もしていたのですが、一緒に作業をしていると、オダックス・ジャパンというひとつのランドヌールクラブの仲間なんだと思いました。そして、まだゴールを目指して仲間たちが走ってます。

PCを出てK33に入ってすぐに事故現場に遭遇。幸い大事には至らずに済みました。現場検証に立会い、ケガの治療で病院に搬送された参加者を迎えに行って、再び現場に戻り、その後また参加者たちの追っかけ開始。スタッフをしているといちばんの心配はやはり事故です。心底ないことを祈ります。事故にはそれなりの理由があります。もちろん、自転車側の過失0、避けようのない事故もありますが、超ロングライドのブルベにはリスクもあります。事故がないのに越したことはありません。しかし、起こってしまった事故に対して、ご本人が原因を冷静かつ明確に分析、反省の上で次回のブルベにチャレンジしようとする姿は頼もしく、私自身自戒を込めて見習いたいと思いました。それは、リタイヤ、トラブッた方たちも同様でまさしくブルベライダーでした。

14時すぎても森林公園に正式にゴールした人は0。PC5通過状況から考えれば、それほど心配することもありません。暑さの中をみんな走ってました。横川から前橋まで電車でタイヤの買出しに行った人がいれば、眠くて碓氷バイバスを歩道で下った人、リタイヤ後コースに復帰、楽しそうに走る人、思いもしないミスコースで焦った人、「誰がこんなコース作ったんだ」と叫んでいた人、つらそうだった人、ひたすら森林公園目指しました。そして、ゴール。

スタッフだから見られた全参加者の泣き笑い、速い人も遅い人も等しく時には落ち込み、また這い上がってくる姿、掛川600に引き続き貴重な体験をさせてもらいました。
今年ブルベ初参加の方たちと同じように、私たちも試行錯誤しながらのBRM開催でした。ありがとうございました。

一度600走ったら、ゴールした人もリタイヤした人もやめられないでしょ!

*今回、AJ埼玉の誇る山口カメラマン負傷のため写真はありません。かわりに埼玉ブルベ速報を見てください(携帯の調子と担当の腕が悪くてピンボケ、撮れてなかったもの多数あり。すいません)。
訂正・山口サンに変わって助っ人・平山さんが写真を撮ってくれました。
写真集
Part1 スタートから暮坂峠シークレットまで
Part2 シークレット、PC6、ゴール
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